会長挨拶

日本性機能学会 第21回学術総会 会長 中部ろうさい病院 泌尿器科 小谷 俊一

このたび日本性機能学会第21回学術総会を開催させていただくことになり、誠に光栄に存じております。本学術総会が名古屋の地で開催されるのは初めてのことであり、また今年は名古屋開府400年(400年前の1610年、名古屋城築城と清洲から名古屋への移転が開始されました)の記念すべき年で、大変意義深いことと存じます。
さて、今年4月の診療報酬点数の改訂でも、残念ながら勃起機能検査の保険収載は見送られました。顧みますと日本泌尿器科学会からは1996年(平成8年)より診療報酬点数改訂のたびに、足かけ14年間毎回、勃起機能検査が新設検査として要望されおります。
また2001年(平成13年)より本学会が中心となり認可に向けた運動が展開されていますプロスタグランジンE1の陰茎海綿体内注射療法や、当科から2006年(平成18年)厚労省の先進医療専門家会議に提出した陰茎プロステーシス移植手術の2つも未だ認可されておりません。このような経過の背景にあるのは、「勃起障害を含めた性機能障害は疾患である」という大前提が、未だ社会的コンセンサスを受けていないためではないかと考えております。

この状態を打破すべく、今回はテーマを「性機能障害=疾患 ―性機能障害診療の原点に立ち戻る―」とさせていただきました。本学術総会が性機能障害への新たな認識のきっかけになれば幸いです。
今回、一般演題を中心として、10の特別プログラム(卒後・生涯教育プログラムを含めて)を企画させていただきました。いずれのプログラムも性機能障害の実地臨床上、大変重要なテーマばかりで、参加者の皆様に十分満足していただけるものと考えております。
会場は、新幹線の名古屋駅から徒歩1分と大変便利な名鉄ニューグランドホテルです。8月末という暑い時期でありますので、電車を降りてすぐに涼しいホテル内で勉強・討論していただければ幸いです。
それでは皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
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